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『あの娘にキスと白百合を』(あのこにキスとしらゆりを)は、缶乃による日本の漫画。KADOKAWAのメディアファクトリーが発行する『月刊コミックアライブ』にて2014年1月号から2019年4月号まで連載された。
コミックスは全10巻、ドラマCDも4巻まで発売されている。略称は『あのキス』。
概要
中高大一貫の女子校「清蘭学園」(以下、清蘭)を舞台に贈る、少女たちの「恋」と「キス」の物語。毎回必ずキスシーンが入っていることが特徴で、この作品の売りの一つとなっている。
主役の白峰あやか及び黒沢ゆりねや、彼女たちをとりまく学年も性格も様々な少女たちの恋物語が描かれる。
オムニバス方式が用いられており、大体コミックス一巻(5話)分で一つの話が完結し、次巻からは異なる登場人物が中心となるストーリーが展開される。白峰あやかや黒沢ゆりねなどの主要人物は毎回登場する。
またコミックスでは本編の端役を主人公とした1ページの番外編、「あのキス小劇場」が挿入されており、本編の登場人物に密かに恋心を抱いていたり、友達同士の掛け合いなど内容はそれぞれ異なる。まれにあのキス小劇場で登場したのちに本編で活躍するキャラもいる。
作者の缶乃は高校時代に読んだ『マリア様がみてる』(今野緒雪)に影響を受けており、同じKADOKAWAから出版されている百合漫画である『やがて君になる』の作者、仲谷鳰との対談でもこれについて語っている。
あらすじ
主人公の白峰あやかは清蘭の中等部から何事も一番で品行方正、成績優秀と慕われていた。
しかし、高等部に進級し突然やってきた天才と評される黒沢ゆりねにその座を奪われてしまう。負けず嫌いなあやかはライバルとして悔しがるが、ゆりねが自分に好意を寄せていることに気づく。
周りの人との葛藤や恋心を知りながら、彼女たちは少しずつ成長していく。
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