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『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』(もんだいじたちがいせかいからくるそうですよ)は、竜ノ湖太郎による日本のライトノベル。イラストは天之有。角川スニーカー文庫(角川書店)より、2011年4月から2015年4月にかけて刊行された。2015年6月からイラストをももこに変更し『ラストエンブリオ』というタイトルで第2部が刊行中。「第1回ラノベ好き書店員大賞」では6位を獲得している。「電子書籍アワード2014」ライトノベル部門では5位を獲得している。2018年10月時点で全世界シリーズ累計部数は300万部を突破している。
メディアミックスとしては、2012年2月24日にザ・スニーカーWEBでコミカライズされることが発表され、『コンプエース』と『エイジプレミアム』の2誌で、それぞれ七桃りおと坂野杏梨により連載した。2012年7月25日にザ・スニーカーWEBにてアニメ化企画が進行中であることが発表され、2013年1月から3月にかけてテレビアニメが放送された。
あらすじ
自分たちの能力をもてあまし、現実世界に退屈していた逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の3人の問題児たちのもとに1通の封筒が届く。手紙の文面に目を通したのと同時に、3人は見たこともない風景が広がる異世界――さまざまな種族や修羅神仏の集まる箱庭の世界へとやってきていた。そこで彼らは、呼び出した張本人の黒ウサギとジン=ラッセル、彼らが所属するコミュニティ“ノーネーム”に出会う。
“ノーネーム”は3年前、ある魔王に挑まれた『ギフトゲーム』と呼ばれるゲームに敗北し、名も旗も多くの仲間たちも奪われ残るは子供たちだけ、という逆境の真っ只中にあった。そんな中にあって浮上のきっかけを掴めず絵空事を唱えるばかりのジンを見かねた十六夜は、今後の“ノーネーム”の柱として打倒魔王を掲げる。
手持ちの町も畑も滅び、蓄えも労働力も足りない。失われた仲間の奪還など、やらねばならないことはあまりにも多い。そんな状況を跳ね除けるべく、問題児たちはギフトゲームに参加していくことになる。問題児たちの絶大な力は、『破竹の快進撃』という言葉を形にするに足るものだったが、“魔王”という存在はやはり圧倒的なものであった。知恵も力も出し尽くさなければ勝てない戦いの中で、“ノーネーム”メンバーは己を磨いていくことになる。
テレビアニメ
2012年11月にテレビアニメ化が発表され、2013年1月から3月にかけて、TOKYO MX・tvk・AT-Xほかにて放送された。全10話。
同年7月にテレビ未放送の第11話が収録されたBD付き限定版が発売された。
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