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『コハエース』は、経験値による日本の漫画作品。ゲームメーカー・TYPE-MOONの歴史を振り返る内容となっており、原作としてクレジットされている。
直接の続編である『ぐだぐだエース』、『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』の初期構想を元にした漫画『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』も解説する。
概要
『コンプティーク』2011年6月号にて連載開始。当初は「TYPE-MOON10周年記念漫画」と銘打ち、同ブランドの歴史を振り返るという内容になっていた。『月姫』の登場人物である琥珀と秋葉をメインにし、「Fateシリーズ」『魔法使いの夜』などの他のTYPE-MOON作品の人物を交えて展開される。
本編の連載は全10回で終了したが、2012年4月号からは『コハエース+』と改題され、現在進行形の話題も取り扱うようになった。2013年6月号からは『コハエースEX』と改題。「EX」では「聖杯戦争」の開始が宣言され、「Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚」が始まる予定だったが、参加者がいなかったためお蔵入りとなった。その後、『コハエースXP』と改題、『コハエースGO』にてスターシステム版「帝都聖杯奇譚」が展開され、『コハエースDX』でシリーズは終了。Fateシリーズ(主にFGO)のみを取り扱う『ぐだぐだエース』へと連載は移行した。2022年には『ぐだぐだ太閤伝 ZIPANG』の連載を開始。
「帝都聖杯奇譚」は本作オリジナルのサーヴァントが登場しており、作中では帝都聖杯奇譚は既存のどの聖杯戦争とまるで関係のないパラレルワールドであるとされている。『GO』では当時の事情からスターシステムを採用した。岡田以蔵を始めとした本作初出のサーヴァントが「FGO」への参加で知名度を上げたことなどもあり、作者が構想していた帝都聖杯奇譚を漫画化することが決定し、2019年12月より『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』として展開されることになった。
コンプティーク増刊である「TYPE-MOONエース」を始めとして、関係書籍などでの描き下ろし漫画も多数制作されている。また2012年度のTYPE-MOONエイプリルフール企画にも登場した。
セリフなどは写植されず全て手書きにされており、作画はスクリーントーンや背景作画は一切されず、二頭身の独特のデザインで構成されている。ページ下部のコマ枠外にはミニコメントが記載されている。「コンプティーク」がゲーム・漫画・アニメの総合雑誌という事もあってかそれらのネタも豊富に用いられている。いわゆる楽屋ネタも主力のネタの一つであり、ストーリーやシナリオなどは一切存在しないが、TYPE-MOONによる監修は受けている。
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