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『百器徒然袋――雨』(ひゃっきつれづれぶくろ あめ)は、講談社から刊行されている京極夏彦の妖怪探偵小説集。百鬼夜行シリーズ「番外編」となる3作品を集めた中編集。タイトルは鳥山石燕の画集『百器徒然袋』から採られ、題材となる妖怪も同著から取り入れられている。
概要
「百鬼夜行シリーズ」では脇役の位置におかれていた登場人物・榎木津礼二郎を主人公とした中編集である。榎木津が大暴れして事件を破壊する というのが作品の主な流れ。同シリーズから他に中禅寺秋彦や関口巽、木場修太郎らも登場する。掲載作品の時系列は『陰摩羅鬼の瑕』の直前から『邪魅の雫』の後にあたる。
2004年には、続編の『百器徒然袋――風』が刊行される。
ABCラジオ(朝日放送)をキーステーションにして『百器徒然袋』の題でラジオドラマが放送された。
2009年、秋号の『コミック怪 vol.8』から志水アキによりコミック化され連載されている。
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