第118回直木賞候補になった。デビュー作『バガージマヌパナス』が書けてしまった作品であるのに対し、本作は作家であるという自覚を持って書こうと思って書かれた作品である。
2005年、栗原まもるにより漫画化される。『One more Kiss』(講談社)にて2005年7月号から2008年1月号まで連載され、単行本は全5巻が刊行されている。栗原が池上の作品を漫画化するのは『バガージマヌパナス』に続き、2作目である。『バガージマヌパナス』に置いて、物語を凝縮し全1巻に収めたことが心残りで、もう1度池上作品を漫画化したいと願っていた(外部リンクインタビュー参照)。
以下は、主に漫画版を基にした記述である。