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『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』(がくえんもくしろく ハイスクール・オブ・ザ・デッド)は、原作:佐藤大輔、作画:佐藤ショウジによる日本の漫画。略称は、「H.O.T.D.」「HOTD」「スクデッド」 など。
2010年に単行本第4巻までの内容がテレビアニメ化された。2017年に原作者が逝去したため、本作は未完となった。
概要
連載当初から表紙を飾り、幾度も付録化されていた『月刊ドラゴンエイジ』の看板作品。
ごく普通の日常から一転したパニック映画に準拠する設定を背景として、主人公たちが次々と降りかかる危機を生き延びていく、いわゆるサバイバル漫画である。作中に登場する生ける屍(後述の通り、作中ではポピュラーな表現であるゾンビと呼ばれることは一切ない)の脅威に加え、生存者同士が日頃から抱いていた不満が軋轢となり、さらなる緊張を生む。
大ゴマ、斜めのアングル、パースを多用したダイナミックな作画と、スピーディーな展開が特徴。また、残酷な状況の中でも作画担当の佐藤ショウジが得意とするセクシーな女性が、物語に華を添える。
原作担当の佐藤大輔の小説が漫画化された作品には『皇国の守護者』があるが、漫画用に原作を書き下ろすのは本作品が初である。
本作の企画段階において、当時の佐藤ショウジはまだ代原作家でしかなく、アクション漫画の実績もなかったが、同じ漫画家の平野耕太の推薦によって、佐藤が作画を担当することとなった。なお、その縁から作中には、平野をモデルとした登場人物が存在する。
いわゆるゾンビ映画を意識していることがうかがわれ、作中でもジョージ・A・ロメロ監督について言及される部分がある。ただし、作中での生ける屍は「ゾンビ」と呼ばれず、代わりに「奴ら」と呼ばれている。また、主要キャラクターのうち数人は、前述の平野を含め、過去の名作ゾンビ漫画の作者から名前を取っている。
左翼や右翼、キャラクター描写についてもそれぞれの個性を強調した、アクの強い設定が目立っている。
本編の派生作品として、『最近のデッド。』や『学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド』が存在する。詳細は#派生作品を参照。
2011年5月時点でシリーズ累計発行部数は300万部を突破している。
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