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『ラブライブ! School idol project』(ラブライブ スクールアイドルプロジェクト)は、KADOKAWA(アスキー・メディアワークスブランド)、ランティス(現・バンダイナムコミュージックライブ)、サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)の3社によるプロジェクト「ラブライブ!シリーズ」)の第1作。
概要
音ノ木坂学院を舞台に活動するスクールアイドルグループ「μ's(ミューズ)」を主人公としたシリーズ第1作であり、シリーズの人気を確立した作品である。
サンライズから『電撃G's magazine』編集部に美少女系企画の共同制作の提案があり、『G's』サイドから提案した3パターンのうち、サンライズも以前から検討していた「アイドルもの」が採択された後、音楽要素が必要ということから、『G's』が過去に手掛けた『シスター・プリンセス』にも関わったランティスの参画が決まった。
男性読者の多いアニメ・ゲーム雑誌である『G's』の美少女系企画として始まった本作であるが、登場する人物キャラクターがほぼ女性のみの作品としては女性ファンの比率が高い印象があり、その理由として、アイドル活動を通してぶつかる様々な壁を努力によって乗り越えて絆を深めていく、いわゆる「スポ根」的な青春ドラマの要素が本作にはあり、男女を問わず共感して応援できるコンテンツとして受け入れられたのではないかという点が指摘されている。
本シリーズの作品は実在の地域を舞台にすることが多く、本作でもμ’sが通う音ノ木坂学院が東京都の神保町近辺にあると設定されていることから、周辺の店舗や名所でのコラボレーションが盛んに行なわれた(詳しくは下記の『#コラボレーション』を参照)。また、主人公・穂乃果の実家のモデルとなった竹むらなど、コラボレーションは行われていないが、実在の店舗や名所がモデルとなったり劇中に登場したりすることもあり、取り分けテレビアニメに登場した際は、エンドクレジットで確かめることができる。
また、「Loveca(ラブカ)」または「Loveca+(ラブカプラス)」というポイント制度が行なわれていたのも、シリーズ中で本作品のみである。このポイントは、商品に封入されるなどされたトレーディングカードに付属しており、集めることで希少な景品と交換できるものであった。カード自体も、『G's』の読者投稿コーナーで採用されなければ獲得できないもの、複数の種類からランダムで封入されたものなどがあり、蒐集品の側面を持っていた。
以下、特に断りのない限り、以下の略称を用いる。
ラブライブ! Scool idol diary – 小説
鴇田アルミによる漫画 – 漫画
テレビアニメ第1期・第2期および劇場版 - テレビアニメ
ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル – スクフェス
ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~ – アケフェス、スクフェスAC
ラブライブ! スクールアイドルフェスティバルALL STARS – スクスタ
ストーリー
東京都千代田区にある、ごく普通の女子高校の「音ノ木坂学院(おとのきざかがくいん)」。地域の人々の想い出に育まれた歴史と伝統あるこの学院も時代の流れには勝てず、3年後に迫る学校統廃合の危機に瀕していた。そんな中、9人の生徒が立ち上がる。彼女たちは、自らがアイドルとして活動し、学校の名を世に広め、入学希望者を増やそうと考えたのだ。今、少女たちと、まだ見ぬファンのみんなで叶える物語=スクールアイドルプロジェクトが始まった。
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