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『ヒトクイ』は、MITAによる日本の漫画。2010年4月1日からウェブサイト上で連載。
概要
各地で相次いで起こる連続突然死事件、その裏に潜む「ヒトクイ」もしくは「ヒト喰イ」に、主人公の中村陽太と佐々木アキラが巻き込まれていく脱出サスペンス漫画。
『ヒトクイ』は元々、2010年4月1日から2015年1月10日まで、ウェブコミック投稿サイトの新都社に登録されていた作品であったが、裏サンデーでのリメイク連載に伴い独立した。裏サンデーでの連載開始後も作品ページ(MITAのホームページ)の更新は続けられている。
2012年4月18日、小学館のWEBコミックサイト裏サンデーにて、ヒトクイの登場人物の一人である「佐々木アキラ」を主人公としたスピンオフ作品『ヒト喰イ』の連載を開始。作画は太田羊羹が担当し、2014年9月30日まで連載された。ヒト喰イ最終回の更新と同時に、真章『ヒトクイ』(仮)が発表され、裏サンデーとマンガワンにて、ヒトクイの商業リメイク版『ヒトクイ-origin-』が2014年12月9日から2017年7月11日まで連載された。作画は引き続き、太田羊羹が担当している。先にスピンオフを連載して、後から本編を連載するという珍しい作品となった。
作者であるMITAの前作『Happy Life』と世界観が共有している。同時系列の物語ではなく、ヒトクイを基準とした場合、Happy Lifeは過去の話となる。
単行本の表紙にはUV加工によって文章やワードが印刷されている。第一巻はヒト喰イ第十話までの内容から抜粋されたセリフ(+α)であり、一巻発売の際に行われた第一回ヒト喰イ検定の問題と連動している。第二巻以降から、特定のワードやメッセージのような文章となっている。
裏サンデー内にて、過去に2回企画を実施している。1つ目は「第一回ヒト喰イ検定」であり、単行本1巻の発売記念として行われ、問題は単行本PRのページにて掲載された。合格者には特典として「ヒト喰イ図鑑」がプレゼントされた。2つ目は「ヒト喰イの巣カラ生還セヨ」で、制限時間60分以内に出題された問題を解いて、そこからヒト喰イの巣から脱出する方法を当てるというもの。なお、出題された問題の答えはすべて企画当時裏サンデーにて連載されていた漫画に関するワードである。生還が早かった上位60名には第一回ヒト喰イ検定でも配布されたヒト喰イ図鑑、もしくは単行本6巻発売時に作成された単行本第6巻PRポスターのいずれかがプレゼントされた。
あらすじ
世間では相次いで謎の集団突然死事件が発生していた。それは共通点のない人間が同時刻に心臓麻痺で死亡するというもの。政府や警察関係者などは依然として事件の原因を掴むことが出来ておらず、世間では事件の正体が知られていなかった。その事件はすべて"ヒトクイ/ヒト喰イ"という存在が引き起こしていたものであった。「ヒトクイ」では高校生の中村陽太が、「ヒト喰イ」では研修医の佐々木アキラが、ヒトクイ/ヒト喰イとそれらを取り巻く事件に巻き込まれていくことになる。
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