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『放課後保健室』(ほうかごほけんしつ)は、水城せとなによる漫画作品。
概要
『月刊プリンセス』(秋田書店)において2004年7月号から2007年12月号まで連載された。単行本は全10巻。
作者にとってこの作品は、1998年頃から構想ができており、ずっと描きたいと思っていた作品であった。また、「可愛いもの」「残酷なもの」「ダークなもの」「翻るスカート」「サラサラの長い髪」など、作者の好きな要素を全て盛り込んだ作品であるという。
『このマンガがすごい!2008』オンナ編第16位、『このマンガがすごい! 2009』オンナ編第24位にランクインした。
英題は "After School Nightmare"。アメリカ合衆国の12歳から18歳までのティーン世代の読書活動を支援するヤングアダルト図書館サービス協会により、ティーン世代に向けた2008年のお薦めグラフィック・ノベルのベスト10に選ばれる。
フランスでは、"L'Infirmerie après les cours" というタイトルで出版され、物語中に登場する鍵をネックレスにした特典付き限定版が発売された。
2008年にはドラマCD化もされている。
あらすじ
高校生の一条真白は時々、校内でふと違和感を抱くことがあった。つい先日まではいたはずの生徒たちがいつの間にか消えているような気がする、けれど消えたのが誰なのか思い出すことができない、という妙な感覚だった。ある日、真白は白衣を着た見知らぬ女性に、地下の保健室まで付いて来るように言われる。保健室は別の場所にあったはず、ましてや学校には地下なんてなかったはず、そう不審に思いながらも付いていくと、そこには確かに保健室があり、ベッドが数床並んでいた。その女性は「学校を卒業するために、ここで特別授業を受けてもらう」と言う。
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