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『トリニティセブン 7人の魔書使い』(トリニティセブン しちにんのましょつかい、英題:TRINITY SEVEN)は、原作:サイトウケンジ、作画:奈央晃徳による日本の漫画作品。『月刊ドラゴンエイジ』(KADOKAWA 富士見書房)にて2011年1月号より連載中。2024年8月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は470万部を突破している。
概要
パソコンゲームのシナリオを数多く執筆し、2010年よりはライトノベル作家としても活動しているサイトウケンジの原作を漫画家の奈央晃徳が手がけた現代ファンタジー作品で、ロー・ファンタジーに分類される作品であるが、ラブコメディおよび美少女ものとしての側面も大きい。
第1巻が発売される際には、本作と同じく奈央晃徳の作品である『カウントラブル』第4巻(講談社刊、2011年7月8日発売)との連続発売を記念し、合同キャンペーンが行われた。原作のサイトウケンジによる外伝小説も2014年11月に刊行された。
2012年9月には漫画版の第1話と第2話を基にした冒頭部分、および書き下ろしのオリジナルエピソードを加えたものがドラマCDとしてフロンティアワークスより発売された。2014年初頭にはアニメーション化の企画が発表され、2014年10月より12月まで『トリニティセブン』のタイトルでテレビ東京系列およびCS放送にてテレビアニメが放映された。2017年・2019年には劇場アニメが公開された。
あらすじ
17歳の少年、春日アラタは同居人である少女、春日聖とごく普通の日常生活を過ごしていた。ある日、太陽が黒く見えたことをきっかけとして世界に違和感を覚えたことを語るアラタに対し、聖は突如豹変した。混乱するアラタの前に、武器を持った謎の少女が現れる。アラタは自分の住む街が「崩壊現象」なる謎の現象ですでに失われていること、現在の世界は彼の願いにより創られたものであることを知らされ、聖は魔道書をアラタに託して異界へと消えた。
崩壊現象の調査のために魔道学園よりこの地に派遣されたという謎の少女、浅見リリスに魔道書の引き渡しと世界の原状復帰、そして聖に対する記憶の消去を要求されたアラタは、自身も魔道士となって崩壊現象の謎を解明し、聖を救うことを宣言する。
アラタは世界に5つのみ存在する魔道学園の1つ、王立ビブリア学園へ入学するが、崩壊現象に遭遇した際に魔王候補と目されて伝説の魔道書を託されていたアラタを待ち受けていたのは、学園において各書庫にある「秘奥義」(ロスト・テクニカ)を習得した者の1人であったリリスと他6人の秘奥義の習得者、計7人の美少女魔道士「トリニティセブン」であった。
こうして、「魔王の因子」を持つ魔王候補となったアラタと彼を取り巻くトリニティセブン、そして魔道士たちによるラブコメ&時々シリアスな魔法学園物語が幕を開く。
テレビアニメ
2014年2月14日に富士見書房の公式サイトにて、アニメ化の企画が進行していると発表され、『月刊ドラゴンエイジ』2014年9月号にてメイン担当声優が発表された。『トリニティセブン』のタイトルで、同年10月より12月までテレビ東京他にて放送された。
テレビ東京のみ、当番組が2014年12月14日に「幕張メッセ」で開催の『アニメJAM2014』に出展するため、開催直前まで次回予告後にメインキャラクター役の声優2人が告知を行っていた。その関係で、イベント開催直前週まで提供クレジットパートを設けておらず、本編にて画面右下に提供表示を出していた。
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