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『ゴールデンタイム』(GOLDEN TIME)は、竹宮ゆゆこによる日本のライトノベル、およびそれを原作とするメディアミックス作品群である。ライトノベルのイラストは駒都えーじが担当している。電撃文庫(アスキー・メディアワークス→KADOKAWA)より2010年9月から2014年3月まで刊行された。2013年10月時点でシリーズ累計部数は107万部を突破している。
メディアミックス展開としては、2011年に漫画化作品が連載開始された。2013年にはテレビアニメ化され、ドラマCDやゲームもリリースされた。
概要
私立福来大学(キャンパスのモデルは法政大学市ヶ谷キャンパス)の新入生である主人公・多田万里と加賀香子を中心とし、その周りの人物も織り成す、大学を舞台としたラブコメディ。万里は、高校の卒業式の少し後に橋から落下した事故の影響で、高校卒業以前の記憶を失っている。また、事故時に万里の肉体から抜け出した、高校卒業以前の記憶を持つ「霊魂としての多田万里」も登場し、作中には彼の視点から書かれている部分がある。
本作についてのメディアミックス展開としては、梅ちゃづけ作画によるコミック版が『月刊コミック電撃大王』にて連載されており、単行本は電撃コミックスより刊行されている。また、日本国外においては、台湾・香港において台湾国際角川書店、中国において広州天聞角川動漫からそれぞれ小説翻訳版が刊行されている。また、2014年春にはゲーム化も行われた。
あらすじ
東京のとある私立大学の法学部に入学した主人公・多田万里は、高校卒業後に事故にあい、それまでの記憶をすべて無くしてしまった青年。万里は、入学式後の新入生オリエンテーション会場である学部キャンパスへ移動中、道に迷ってしまう。同じく道に迷ってしまった同学部の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合する。
そんな2人の前に、スタイルも身につける物も全てがハイレベルな美人・加賀香子が現れる。彼女は光央の幼馴染で、幼い頃に光央と交わした「結婚」の約束の実現を夢見て、様々な形で光央を振り回してきた。そんな自己中心的なストーカーじみた香子から逃れるため、光央は付属高校からのエスカレーター入学を諦め、こっそり外部受験で現在の大学に進学してきたという。しかし香子もまた、光央を追って外部受験で法学部に入学してきたのであった。
万里は、人生の全てが「光央と一緒にいること」だと言う香子に面くらい振り回されながらも、次第に惹かれていく。そして香子もまた、自分の我儘に付きあってくれる万里に想いを寄せるようになり、二人はやがて付き合うようになる。そんな中、入学当初から知り合い、いろいろと親切にしてくれている一学年上の「リンダ先輩」こと林田奈々が、実は高校時代の親しいクラスメイトであり、自分が好きな相手だったことを知る万里…。
テレビアニメ
2013年10月から2014年3月まで放送された。スタッフの構成は異なるが、制作会社と音楽制作は『とらドラ!』と同じ組み合わせである。
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